クローゼットのシャネルを売って、今のシャネルに買い替える「循環の方程式」
クローゼットの中に眠っているシャネルのバッグがあります。何年も使っていないけれど、手放すのが惜しい。そんな気持ちを持っている方に知ってほしい事実があります。眠っているシャネルを売って今のシャネルに買い替えることで、実質的なコストをほぼゼロに近づけられる可能性があります。その循環の方程式を解説します。
シャネルの値上がりという現実
シャネルのバッグは2020年以降急激に定価が上昇しており、数年前に購入したバッグの買取価格が現在の定価に近い、または超えているケースがあります。
シャネルのクラシックフラップの定価は2020年から2023年の間に約80%上昇しました。例えば2018年に50万円で購入したクラシックフラップが、現在の二次市場では70万円から80万円の買取価格が提示されることがあります。
この値上がりは「循環の方程式」を成立させる条件です。数年前に購入したシャネルを高い買取価格で売り、その資金を使って今のシャネルを定価で購入する。この循環によって、実質的に新しいシャネルをほぼコストなしで手に入れられる可能性があります。
参考:Financial Times「Chanel’s Price Increases Create Resale Opportunities」
循環の方程式が成立するケース
循環の方程式が最も成立しやすいのは、購入から数年が経過した定番モデルを、現在の定価上昇前の価格で購入していた場合です。
具体的な例で考えてみます。2017年にクラシックフラップのMサイズを45万円で購入したとします。現在の同モデルの定価は100万円を超えています。買取市場では、状態が良好で付属品が揃っているこのバッグに70万円から80万円の買取価格が提示されることがあります。
この買取価格を使って、現在の定価100万円のクラシックフラップを購入するとしたら、差額は20万円から30万円です。7年間使用したバッグを実質20万円から30万円で新しいものに買い替えた計算になります。7年間の使用コストが20万円から30万円であれば、シャネルはコストパフォーマンスの高い選択だったとも言えます。
参考:Business of Fashion「The Chanel Upgrade Equation」
循環によって得られるもの
シャネルを循環させることで得られるのは新しいバッグだけでなく、現在のライフスタイルに合ったアイテムへの更新と、ブランドとの新しい関係の始まりです。
数年前に購入したシャネルと今の自分のライフスタイルが合っているかどうかを問い直すことは、重要な自己確認です。子育て中に使っていた大きめのサイズから、より小さいエレガントなサイズへの移行。カジュアルなデイリーバッグから、特別な場面で使うフォーマルなバッグへの変化。
このような変化に合わせてシャネルを循環させることは、ブランドとの関係をより豊かにします。使わないバッグをタンスに眠らせておくより、誰かの手でまた輝かせながら、自分は今の自分に合った新しいシャネルと歩む。この循環がシャネルというブランドとの関係を長く豊かに続けるための方程式です。
参考:Vogue「The Art of Circulating Your Chanel Collection」
循環を始める前に確認すること
シャネルの循環を始める前に確認すべきことは、手元のシャネルの現在の正確な買取価格と、次に欲しいシャネルの現在の定価の両方です。
循環の方程式を成立させるためには、まず手元のシャネルの現在の買取価格を正確に把握することが必要です。複数の買取業者に査定を依頼して、最高の買取価格を引き出すことが第一歩です。
次に、次に手に入れたいシャネルの現在の定価を確認します。シャネルの定価は頻繁に改定されるため、最新の価格を正規店で確認することが重要です。この二つの数字の差が、循環のコストです。このコストが自分にとって納得できる金額であれば、循環を始める準備が整っています。
参考:Harper’s Bazaar「Before You Trade Up Your Chanel」
まとめ
シャネルの値上がりという現実が、クローゼットに眠るシャネルを売って今のシャネルに買い替えるという循環の方程式を成立させています。数年前に購入したシャネルを高い買取価格で売り、差額だけで新しいシャネルを手に入れる。この循環はブランドとの関係を更新し、今の自分のライフスタイルに合ったシャネルと歩むための新しい始まりです。

